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「ミサ」リハーサル・レポート①~山田治生

6月27日、東京でバーンスタイン「ミサ」のリハーサルが行われた。出演する十数人のソリストたちが集結し、総監督・指揮・演出の井上道義氏の指導を受けた。この日は、バーンスタインの愛弟子であり、本公演のミュージック・パートナーである佐渡裕氏も出席。練習場には演技用の祭壇が置かれている。ピアノ伴奏でのリハーサル。副指揮者の角田鋼亮は、ボンゴを叩いてリズムを加え、児童合唱のパートを代わりに歌う。

2日目の練習となるこの日は、第10曲「クレド」から始まった。井上道義氏の指導は、歌手たちに演技や動きを示し、作品の全体像を伝えることに費やされた。第1の独唱者・久保和範、第2の独唱者・森山京子、と続く。井上は、ストリート・コーラスの並び方に注意を与える。独唱者たちによるストリート・コーラスはこの公演では重要な役柄を担う。小川里美が第3の独唱者を歌う。第4の独唱者、村上公太は、ロック歌手のような歌い方。

大山大輔には司祭の衣装が合わせられる。大山は司祭であると同時にバーンスタインでもある。テーブルにはバーンスタインの写真が飾られている。大山は「主の祈り」を歌い、井上は大山に作曲家バーンスタインの絶望を演じるようにいう。「カドシ、カドシ」とユダヤの言葉を唱える合唱に藤木大地が加わる。ユダヤ教とキリスト教の併存。

3年前に咽頭癌を患った井上は、拡声器を用いての指示。それでも、率先して、自ら体を動かして演技指導を行う。井上の頭にある音楽や演技のコンセプトが少しずつ具現化されていくところを見ることができた。

★7/14(金)・15(土) フェスティバルホール
バーンスタイン「ミサ」の公演情報はこちら

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