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バーンスタイン関連情報(2)/2017年7月~2018年3月、日本でのバーンスタイン作品の上演(山田治生)

バーンスタインの生誕100年を祝うイベントやコンサートは、この夏秋あたりから世界中でひらかれているが、日本でもバーンスタイン作品が数多く上演される。

第1回パシフィック・ミュージック・フェスティバルのリハーサルで指揮をするレナード・バーンスタイン 撮影:林喜代種

  いうまでもなく、7月14、15日の大阪国際フェスティバルでの井上道義&大阪フィルの「ミサ」が大注目だが、札幌ではバーンスタインが創設した教育的音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」で7月11日に「バーンスタイン・レガシー・コンサート」がひらかれる。世界的なオーディションで選ばれた若手演奏家によるPMFオーケストラがバーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンスを演奏する。指揮は、バーンスタインがロサンジェルス・フィルとの同曲録音時に首席ヴィオラ奏者を務めていた大山平一郎。

 東京・渋谷の東急シアターオーブでは、7月12日から30日まで、「レナード・バーンスタイン生誕100周年記念ワールドツアー」としてブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が上演される。バーンスタインをブロードウェイの寵児にした名作。メモリアル・イヤーにヨーロッパやアジアを巡演する本格的なツアー・カンパニーの上演である。

 また、この7月には、バーンスタインの盟友であり、もう一人の“レナード”である、レナード・スラットキンがデトロイト交響楽団とともに来日し、「キャンディード」序曲を演奏するのも楽しみ(7月15日・名古屋、17日・東京、20日・福井)。

 9月3日には、東京フィル首席指揮者のアンドレア・バッティストーニが「ロメオとジュリエット」をテーマに、東京フィルとともに「ウエスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンスを取り上げる。

 ニューヨーク・フィルの定期演奏会でバーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」のソリストを務めるなど、世界的な注目を集めるジャズ・ピアニストの小曽根真は、10月14,15日にMusic Program TOKYOの中で、リオ・クオクマン&東京都交響楽団とともに同曲を演奏する。

 来年1月には、キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール優勝後、アムステルダムで研鑚を積み、コンセルトヘボウ管弦楽団でバーンスタインのアシスタントを務めたこともある広上淳一が、NHK交響楽団の定期公演(12、13日)でバーンスタインの「スラヴァ!」と「セレナード」を指揮する。ヴァイオリン協奏曲風の「セレナード」では五嶋龍が独奏を務める。

若い世代の山田和樹もバーンスタインの生誕100周年を祝い、1月13日の日本フィルの横浜定期で、バーンスタインの「キャンディード」序曲と交響曲第2番「不安の時代」を取り上げる。ここでも小曽根真のソロが聴けるのがうれしい。

 タングルウッド音楽祭でバーンスタインに学んだ高関健は常任指揮者を務める東京シティ・フィルの3月定期(17日)で、「キャンディード」序曲、「セレナード」(独奏:渡辺玲子)、「ウエスト・サイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンス、「ディヴェルティメント」という、オール・バーンスタイン・プログラムを振る。

 もちろん来年8月25日の100回目の誕生日に向けて、4月以降は、もっとバーンスタイン作品が上演されるに違いない。
(山田治生)

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