「大阪国際フェスティバル」の公式ブログです。

menu

大阪国際フェスティバル公式ブログ

バーンスタイン関連情報(1)/「ミサ」、生誕100年を機に世界で上演

 2018年8月25日は、レナード・バーンスタインの100回目の誕生日であり、今年から来年にかけて、彼の生誕100周年を祝うコンサートやイベントが世界中でひらかれる。
バーンスタインの「ミサ」は、その規模の大きさゆえに滅多に演奏される演目ではないが、今年から来年にかけては、大阪国際フェスティバルでの井上道義&大阪フィルのほかにも、注目の公演が世界各地でひらかれる。

 最大の注目は、来年2月のグスターボ・ドゥダメル&ロサンジェルス・フィルの上演ではないだろうか。ウィーン・フィルやベルリン・フィルに定期的に客演するなど今最も活躍する若手指揮者であるドゥダメル(1981年生まれ)。バーンスタインを直接知らない、新しい世代の彼が、音楽監督を務めるロス・フィルとともに挑む「ミサ」は、まさに興味津々である。

 バーンスタインの愛弟子である女性指揮者マリン・オールソップ(1956年生まれ)は、来年7月のラヴィニア音楽祭でシカゴ交響楽団と「ミサ」を演奏する。オールソップは、晩年のバーンスタインが彼の弟子の中でも特に才能を認めていた逸材。現在は、アメリカのボルティモア交響楽団の音楽監督を務めている。ボルティモア響とのバーンスタインの「ミサ」の録音もある。シカゴ響の夏の本拠地であるラヴィニア音楽祭では来年、バーンスタインの特集が組まれる。そのメインが「ミサ」の上演である。シカゴ響にとって初めての演奏になるという。また、オールソップは、4月に、イギリスの10代の優秀な音楽家たちが集う「英国ナショナル・ユース・オーケストラ」のロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの上演でも指揮を執る。

 パーヴォ・ヤルヴィの弟で、現代音楽にも強いクリスチャン・ヤルヴィ(1972年生まれ)は、5月にロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団とスコットランドのグラスゴーで上演する。パーヴォはバーンスタインに師事し、クリスチャンはその年の離れた兄から影響を受けている。クリスティアンは、トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者時代に同管とバーンスタインの「ミサ」の録音を残している。

 フランスでは、3月にパリの新しいホール、フィルハーモニーの主催で、ウエィン・マーシャル&パリ管弦楽団によって上演される。マーシャル(1961年生まれ)は、指揮者、ピアニスト、オルガニストとして活躍し、クラシックだけでなくジャズの即興演奏もするマルチな音楽家。まさにバーンスタインの「ミサ」にふさわしい指揮者である。

(山田治生)

第1回パシフィック・ミュージック・フェスティバルで指揮をするレナード・バーンスタイン(1990年6月29日、札幌の旧北海道厚生年金会館)
撮影:林喜代種


★7/14(金)・15(土) バーンスタイン「ミサ」の公演情報はこちら

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。