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《ランスへの旅》公演 無事に終了しました!

4月18日土曜日、フェスティバルホールにおいてロッシーニ《ランスヘの旅》公演が大盛況のうちに終了しました。ご来場頂いた皆様には厚くお礼申し上げます。

 

 

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おかげさまで大勢の方にご来場頂き、熱気溢れる客席となりました。

 

オーケストラの胸が躍るような前奏があり、幕が開くと、そこは「金の百合亭」の朝です。女中頭マッダレーナ、医師ドン・プルデンツィオ、「金の百合亭」の女主人コルテーゼ夫人が宿泊客達の出発の準備をしています。支配人アントーニオも忙しそうです。フォルヴィル伯爵夫人が登場し、いとこのドン・ルイジーノからの、パリから取り寄せた衣裳を乗せた馬車が転覆したという知らせを聞いて失神。しかし小間使いモデスティーナが唯一助かった帽子の箱を持って駆けつけると一転して喜びのアリアを歌います。続いてドイツ人のトロンボノク男爵が変わり者ぞろいの世界について歌っていると、スペイン人のドン・アルヴァーロがポーランドの未亡人メリベーア侯爵夫人を皆に紹介します。ところが嫉妬深いロシア人のリーベンスコフ伯爵が登場し、場面はあわや決闘か?となりますが、そこに妙なるハープの調べとともにローマの即興詩人コリンナの歌声が届き、人々は争いをやめて彼女の声に聴き入ります。平和を取り戻した皆が歌う六重唱です。

次は英国大佐シドニー卿の歌うアリアです。フルートの大変美しい前奏から愛の苦悩を歌う前半、花売り娘たちの合唱をはさんで、シドニー卿はコリンナへの変わらぬ愛を歌い上げます。シドニー卿が去るとコリンナとデリアがドン・プロフォンドと一緒に登場。ローマからの知らせを聞き嬉しそうに立ち去るデリア。コリンナは一人残りシドニー卿からの花を手にします。するとそこに騎士ベルフィオーレが登場。ベルフィオーレのしつこいアプローチにコリンナは怒って立ち去ります。ドン・プロフォンドが戻って来て、出発する人々の鞄をリストと照合しながら旅の準備を整えます。ところが! 使いに出たゼフィリーノが帰って来て、どこを探しても馬が一頭も見つからず、ランスヘ旅立つ事は不可能だと告げます。一同、唖然として14声による大コンチェルタートに突入します。この重唱の途中でコルテーゼ夫人が夫からの手紙を持って駆け込んできます。パリで大掛かりな祝宴が用意されている、というニュースに全員が浮き立ち、翌日はパリに出発する事に決定。ランスヘ行くはずだったお金で今夜は祝宴だ!というところで幕となります。

 

第一部は約100分。アリア、重唱等の後には大きな拍手がおこり、特にドン・プロフォンド役のアリア「他に比類の無いメダル」では大きな「ブラヴォー」の声も。オーケストラも歌手達もゼッダ先生のタクトの下、ますます活き活きとした演奏を繰り広げます。

 

第二部はメリベーア侯爵夫人とリーベンスコフ伯爵の仲直りの場面から始まります。この二重唱は技巧的にも大変な難曲ですが、リーベンスコフ伯爵を歌ったテノールのアントン・ロシツキーさんがハイ・E(ミ)を出してヴィルトゥオーゾ・オペラの真髄を聴かせます。そしてフィナーレへ。祝宴ではそれぞれの登場人物が自分の国にまつわる曲を歌い、そして最後に皆の懇願を受けたコリンナが「フランス国王、シャルル10世」というお題で即興詩を歌います。ギリシャ風の装いのハープ奏者と一緒にコリンナが歌う「金の百合の麗しい影のもとで」は全曲のクライマックスでした。最後には、全員が新国王の平和に満ちた世を讃えて幕となりました。

 

 

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有名な14重唱。コルテーゼ夫人(石橋栄実さん)がパリから届いた手紙を皆に見せます

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即興詩を歌いあげるコリンナ(老田裕子さん)

 

ロッシーニの音楽の力を信じ全員を牽引するゼッダ先生は、大きな喜びとエネルギーでホールを満たし、松本重孝さんの演出と、洗練された美術・衣裳・照明は、その音楽を余すところ無く形にしていたと思います。

 

 

カーテンコールでは盛大な拍手があり、歌手達は何度も舞台の前面まで出て挨拶を繰り返します。そして緞帳の中央が開き、ゼッダ先生が一人で立ち、そこに花束が贈られました。

 

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こうして《ランスヘの旅》公演は終了しました。この公演が皆様に、幸せな一時をもたらした事を心から願っております。

 

また会う日まで!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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