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ゼフィリーノ役を歌う谷浩一郎さん紹介

谷浩一郎(テノール)Koichiro Tani

ゼフィリーノ  Zefirino

 

《ランスへの旅》キャスト紹介も大詰に近づいてきました。今日はゼフィリーノ役の谷浩一郎さんの紹介です。

 

谷浩一郎(テノール) Koichiro Tani
大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。関西歌劇団公演“愛の妙薬”ネモリーノ役でデビュー。「リータ」ベッペ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェッランド、「フィガロの結婚」ドン・バジリオ、「イドメネオ」イドメネオを演じる。ドイツ国立マンハイム音楽大学修了。在学時、マンハイム国立歌劇場「ナクソス島のアリアドネ」でデビュー。ハイデルベルグ市立歌劇場にて「ウィンザーの陽気な女房たち」のフェントンを演じ好評を博す。2005年から2007年まで、ウィーン音楽大学夏期講習会にて、2006年から2007年までチェコ国際声楽セミナーでディプロマを取得。2012年、カナダ・モントリオールに若き歌の親善大使として招聘され、演奏会に出演。ドイツワーグナー奨学財団奨学生。

 

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《ランスへの旅》を今回 初めて観るけれど重要場面を見逃したくない!という方に朗報です。ゼフィリーノ役の谷さんに注目してください!ゼフィリーノは「使者」。しかも重大ニュースをもたらす使者です。谷さんにお話を聞きました。

 

Q: 今回 歌う役柄を説明してください。

ゼフィリーノ(使者)
客をランスへ運ぶはずの馬が一頭も用意できなかったことを伝える役です。

 
Q: 公演に向けての抱負を聞かせてください。

マエストロ・ゼッダとの共演がとても楽しみです。重要な大十四重唱への導入となるレチタティーヴォをうまく演じたいです。

 

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もうお分かりと思います。このオペラの一番の聴きどころと言われている14重唱(14の声による大コンチェルタート)「ああ!かくも思いがけない成り行きに!」の始まりを告げるのが谷さんの登場場面なのです。

音楽的にはドン・プロフォンドが歌う早口言葉アリア「他に類のないメダル」の後に来るのがこの場面です。第一部が終盤にさしかかった頃ですね。まず三浦克次さん扮するトロンボノク男爵が「ああ、みんな大変だ!」と駆け込んできます。そこにいたドン・プロフォンド達は「どうしたの!?」。トロンボノク男爵「とても話す勇気がないが、恐ろしい災難が!」。皆は「何があったんだ?」「火事か?」「泥棒?」「死人?」と騒然とします。そしてトロンボノク男爵は旅立つ予定だった人々を皆、舞台に呼びます。そこに、ホテル「金の百合亭」から馬を探すために使いに出されていたゼフィリーノが戻ってきて、彼は舞台中央に押し出され、持って帰ってきた悪い知らせを告げます。そう、ランスへ旅立つための馬が見つからなかったのです!それを聞いた全員は「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」となって14重唱に突入します。

谷さんはよく通る美声のテノールですが、演技力も抜群で、この大切な場面がとても楽しくなっています。この場面に続く14重唱を含めてオペラ最大の注目場面と言えるかもしれません。

 

《ランスへの旅》はオペラ歌手の聴きどころ、見どころがたくさん詰まったオペラです。4月18日(土)15時からフェスティバルホールで上演されます。詳しくはこちらをご覧ください。

 
 

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